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2009年11月11日 (水)

第17回日本山岳耐久レース(その3)

第17回日本山岳耐久レース(その3)

■第2CP 8:34:28 (619位)

第2CPの月夜見駐車場でライトの電池交換と補給食を摂っていると、
ごうやすさんと出会う。
hasetune2009hasetune2009
さらに、なぜこの時間帯にここにいるのか?こちゃーりーさんがいて、
調子が相当悪い様子。UTMB疲れでしょうか?
2人と軽く言葉を交わして、第2CPを後に行動開始。
御前山へ向かう。

ここまで足の接地に物凄い集中力でここまで来たこともあり、
第二で休憩した後に気が緩んでしまったのか?
まだ21時を回ったところだというのに強烈な眠気に襲われ、
我慢していると目まいがしてくる。
眠くないのに眠気があるという、睡眠不足の睡魔ではなく、
別の種類の睡魔のように感じた。

こんな状態ではまともに歩けないので、
御前山の偽ピークの丸太のベンチで仮眠をとる。
鞘口峠から第二関門までの調子の良かった区間のせっかくの
貯金がパァだな。仕方ない。

この偽ピークの広場にはエマージェンシーシートを用意して
寝ている人が数名。もう既に寝ることは前提のような感じだった。
ある人は、腰にエマージェンシーシートを巻きつけて、
どこでもすぐに寝られる体制で走っていた。
この大会はこういうスタイルでの参加も許されている所が面白い。
ちなみに、UTMBではエイド以外の所で寝ているのが見つかったら
即失格だ。

偽ピークで20分から30分は寝ていただろうか。
そのせいか、残りの御前山山頂までは楽勝。
そこから下りは再びストックを慎重についてゆっくり下る。
この下りは足場が悪く、大ダワまでの道のりいつもよりが異常に
長く感じた。

森の向こうから発電機のモーター音とスタッフの
「大ダワでーす!」という大きな声が聞こえてきた。

大ダワに到着。補給食を摂り、トイレに寄って出発。
大ダワから大岳山までは道も広く、緩い登り基調なこともあり
普段のペースで進めた。木々の隙間から半月が見え隠れする。

大ダワの登りの岩場、鎖場を越え山頂に到着。
これで登りは日の出を残すのみ。
その安堵感からか、下っていると再びあの強烈な睡魔が訪れた。
コース脇に1人が寝られるくらいの丁度良い落ち葉の敷かれたスペースがあり、
そのまま倒れこむように横になった。
落ち葉でフカフカのベッドのようになっているが、腕には落ち葉の下に
うごめくたくさんの虫の動きを感じていた。

虫にまみれて倒れているこの敗北感…。
しかし、ゴールすれば何か得るものがあるさ…そう思いながら
意識が遠のき眠りに落ちた。

10分か15分か眠っていたようだ。スッキリと目覚めて再び走り始めた。
ふと腕を見ると、腕には虫の粘液のようなものがベットリとついていた。

寝ている間に抜かされた人をまた抜き返している。
「こいつ、ムラのある走りだなー」と思われているに違いない。

綾広の滝に到達すると、水場のパイプから水が出ていないので
スルーする人が多数。たくさんの人が利用するからか?パイプの位置が
ズレて水が出ていないだけなので、パイプの位置を修正してやると水が
勢い良く出てきた。水を補給し近くの第3CPへ向かう。


第3CP到着。

■第3CP 12:56:49 (627位)
約60km地点。残りあと11kmと少し。
ここで少し立ち止まり最後の補給を済ませる。
あとは一気にゴールに向かうだけだ。
応援中の女将さんから励ましを受ける。
ちょっとした会話なのだが、元気が貰える。
本当にありがたい。
「炭や」また食べに行きます!

最後の登り、日の出山の登りに到達。
頂上付近から聞き覚えのある応援の声が聞こえてきた。
あんさん、tomo2009さん、こんな所にいたのか。
hasetune2009hasetune2009
上位集団から応援しつづけていると考えると4~6時間は
ここで声を張り上げていたはず。
tomo2009さん、あんさんに熱い応援をもらい急に元気になる。
71.5km中、水とポカリ1.5Lしか出ないこの大会では
応援が最高のエイドステーション。
本当にありがとう!
ここからの夜景は奇麗だったけど、ゆっくり景色を見ずに先を急いだ。
hasetune2009hasetune2009

残り10km無い。ゴールまであとは下るだけ。
2人の応援の後押しもあり、ここまで大事に守ってきた足だが、
ここからは再発してもゴールまでは行けるので、
リミッターを外して通常の走りモードに切り替えた。

道幅も広く、足が確認しやすくなり問題なく走れた。
高い段差はstickを支えにソフトランディングしながら
走ることができた。
暗闇の前方に見える人を1人1人パスしていく。
みんな死力を尽くしてゴールに向けて前進している。


あと5kmの看板は今年無かったかな?日の出神社を越え、
五日市の街が近くなって来るともう先に誰も見えなくなった。
誘導員のライトに誘導され、最後のゴール前のストレートに
到着。ゴールゲートの明かりが見えてくる。

■FINISH 14:39:30 (557位)

(まとめ)

hasetune2009

本来なら出ない方が良かったのかもしれない。
しかし、歩きでもいいから完走したいという気持ちが
勝って出場することにした。
昨年あれだけ熱くなった大会だし、その感覚をまた味わいたかった
のだと思う。

今回は気持ちよく走れないストレスがあり満足とはいかなかったが、
やはり完走できた事は素直に嬉しかったし、ダメならダメなりに
多少なりとも得るものがあった。
また、今回味わった虫と戯れた屈辱感は一生忘れないと思う。
この悔しさをバネに、(もし来年出られれば)怪我をせず、
しっかりと調整して、今年果たせなかった自己記録を更新したい。


今年も"なんとか"完走記念click!…



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