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2009年7月 7日 (火)

北丹沢12時間山岳耐久レース 2009

北丹沢12時間山岳耐久レース(44.2km)には出る予定が全く無く、
どうせ走るなら同じ日にハセツネコースを1周でもやろうかと考えていたのだが、

大会のHPを見ると、エントリー締め切りが明日までという日で、
酔った勢いと、明日までという終末効果もあり、ついポチっと参加ボタンを
押してしまった。

これが締切まであと1週間というタイミングだったらきっとエントリーして
いなかっただろう。絶妙なタイミングでHPを見てしまったようだ。

エントリー後は、調べるほど厳しさを知るので、
敢えて調べないで完走目標くらいのつもりでいた。
なので、目標ゴール時間は設定せず、
無理せず、イーブンペースで走ることを目標にした。

自分が何時間くらいでゴールできるのか?というイメージが全く無いまま
大会のスタートラインに立ったのは今回が初めてだった。

Kitatanmap_2

当日朝2時に自宅を出て、現地に4時前に会場に到着。
薄い仮眠をとり、あっという間にスタート時間前。

そして朝7時にスタート。

■スタート~10km(神ノ川キャンプ場)
ウェーブスタート方式で、過去の大会記録とフルマラソンのタイム順で
6時半からと7時からの2組に分かれていた。
自分は7時出発の後発組に入った。

「スタートは最初の山道から渋滞になるので、飛ばした方が良い」
という話をきいたので、飛ばしたら1kmも経たずに早くもチーン(撃沈)。
2km程の間に100人以上に抜かされる(笑)

その後、このスタートダッシュのダメージが10km地点まで響くことに。
これを回復できたのも、曇り空と比較的涼しい気候だったからだと思う。

前回は年齢別の組み分けのウェーブスタートだった為、
かなり渋滞が発生したそうだが、
今回の速さ順での組み分けだったので、酷い渋滞も無かったようで
成功したのではないだろうか?
(ノロノロでも前進している状態なら、自分は渋滞では無いと思っている)

■~18km(第一関門)
ロードから本格的な山道に入り、最初の激坂の鐘撞山(かねつきやま)の上り。
試走時は相当やられてしまった鐘撞山の上りだったが、
大会では鐘撞山山頂までゆっくりながらノンストップかつ、
ノーダメージで登れたので、この時点で完走できると確信が持てた。

その後の県境尾根分岐(15km地点)頂上からの下りは、
ここ数日雨だったが、当日は曇りで坂の土が粘土状に
なっていて、衝撃を吸収してくれて、硬めの泥でスリップもしにくく、
脚のダメージが抑えられた。
涼しい気候と路面両方ともに良く今回の完走率はアップするだろうと思った。

沢の音が激しく聞こえてきて、第一関門に到着。
水を補給し、バナナを半切れ食べ、塩をひとつまみ水で流し込んだ。
ハイドレーションは凍らせて持っていったが、
背中の熱で2時間も持たずにぬるま湯になっていた。
ハイドレーション冷凍作戦は失敗。

■~29km(第二関門)
序盤は岩場や鎖場を越える山道で足場が悪い上りが続くが、
間もなく林道になり、その後第二関門までダラダラと下る長いロードになる。
勝負をかけるならこのロードの下りはある程度飛ばすべきなのだろうが、
第二関門以降は未知の領域なのでマイペースを維持。

第二関門の計測プレートの手前100mくらいに水場があるのだが、
てっきり関門の先にも水場があるのかと思いきや…、
関門通過プレートのみで、給水場が無い。
戻る時間ももったいないので(戻ると失格になる?)給水せずに
第二関門を通過してしまうという失態。
無補給で先に進む。アミノバリューを補給したかった。

■~35km(姫次)
関門を過ぎて橋を渡るとすぐに姫次の激坂になる。
激坂、偽ピーク、激坂、偽ピーク…せかっく上ったのにまた下るのか?
を何度も繰り返し、何度も気持ちが折れそうになるが、、
止まらずに歩を進め、ようやく袖平山頂に到着。
姫次まであと少し。
しかし、ここでハイドレーションの水が切れてしまった。
あとはサブボトルのお茶300ml+α程度を残すのみ。
残り9kmをコレでやり切れるのか?

+αとは姫次に登ったらそのご褒美に飲もうと、
温存していたへそくりボトル(150ml)の麦茶。
これがまだあるから大丈夫だろうと思ってパックから出してみると、
容器に穴が空いていて麦茶が無い…マンガみたいなトホホな展開。

しかし、袖平頂上に私設エイドがありそこにコップ一杯の冷たい麦茶が!!!
エイドの皆様に後光がさして見えた。
一人一杯の制限があったが、コップ1杯の冷たい麦茶をいただく。
生きかえった!

さらに姫次山頂にも施設エイドがあり、コップ水をいただく。
軽身の自分でさえ厳しい登りだったのに、
大量の水をここまで歩荷してきたのだから、凄い。
私設エイドのみなさん、本当にありがとうございました。

このエイドが無かったら厳しい展開になっていたはず。
ここぞ、という所で出現する応援の人達も素晴らしい大会。


■~44.24km(ゴール会場)
姫次を攻略し、ここからは下るのみ(と聞いていた)。
最後の9kmの下りはここまでがんばってきた人のご褒美。
残りが下りということもあり、水分もそう必要無いのはラッキーだった。

途中、suuさんの応援があり元気を貰う。
その勢いで下りを快走!…と思いきや、団子の集団にしばらく
捕まってしまい、快走とまではいかずに緩く下る。

そんな下りのコース脇には20m間隔で誰かが座り込んでいるような状態。
大会の過酷さを物語る光景が広がる。
飛ばしていたら筋肉が痙攣し、自分もそうなっていたかもしれない。

長い下りも終わりに近づくと、見たことがある山道になり、
最初通った道に合流したことがわかる。

木々の向こうから、会場のアナウンスの声がかすかに聞こえ、
森を抜けると視界がパッと開いて、アナウンスの音声も突然クリアーに
大きく聞こえてくることで、自分の中の"戻ってきたぞ感"がMAX値まで盛り上がる。

そして、ゴール!
ゴール前にいた先発組の仲間達にハイタッチで迎えられ終了。

ゴールタイムは7時間12分。

タイムや順位はどうであれ、上りは一度も止まらずに歩き、
イーブンペースで走りきるという、イメージ通りの走りが
出来た事で充実感があった。

北丹沢12時間山岳耐久レースは、
blogでは圧倒的にキツイ、厳しいという意見が多く、
そのイメージが擦り込まれて敬遠していたのだが、
出てみると、過去に参加した大会の中で一番楽しい大会となり
これまでとは真逆のイメージで大会を終えた。
(今回の気候が良かったということが多分にあると思うが)


百聞は一見にしかず・・・



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コメント

完走おめでとうございます。
レポじっくり読ませていただきました。
水のこと、私設エイのこと、ドラマですね。

こう考えると、絶妙なタイミングで大会HPを見たにも何かの縁だったんですね。
自分もよく酔ってポチっとやってしまってます(笑)

投稿: さんぽ | 2009年7月 8日 (水) 14時34分

>さんぽさん
こんにちは。ありがおとうございます。
些細な事でも毎回何らかのドラマがありますね。
今回の大会ではキツイながらも楽しめたというのは、
今後の大会に活きて来ると思います。

投稿: 夜明けのランブラー | 2009年7月 9日 (木) 15時06分

北丹沢お疲れ様でした。
姫次下りではむっちゃ元気でびっくりしました。
いい流れでおんたけですね。
犬越路からの林道は擬似おんたけだと思います。傾斜もガレも。
お互いガンバ楽しみましょう!

投稿: suu | 2009年7月10日 (金) 12時27分

>suuさん
こんにちは。
試走お誘いやコースアドバイスのおかげでキツイながらも
楽しく走ることができました。
谷川→北丹沢→おんたけ100K…とまだまだ試練は続きますね。
怪我せず、無理せず最後まで行きましょう。

投稿: 夜明けのランブラー | 2009年7月13日 (月) 23時27分

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