« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

2008年10月28日 (火)

16th 日本山岳耐久レース (第3関門~ゴール)

hstn04_01
(左端○=第3関門/長尾平(58km)、中央○=日の出山(60km)、右端○=金比羅尾根(65km))

-------------------------------------------------------------
【第3関門~ゴール】(58km地点~71.5km)

◎目標区間タイム:2:00
●実際区間タイム:1:35:27

◎目標完走タイム:14時間台
●実際完走タイム: 13:10:56 (365位/1766人)

-------------------------------------------------------------

第3関門で少々立ち止まり、
最後のジェルフラスクを入れ替える。

タイムを見ると、0時35分。

ここ長尾平(58km地点)からゴールまで約13km。
もし、1時間25分以内で走りきれば12時間台でゴールできる。
自分の今の走力と、ここ58km地点まで走ってきた体では
1時間25分以内でゴールに辿りつけるとはとても思えなかった。

13時間台のどこまで詰められるだろうか?
やれるところまでやってみようと思った。

この第3関門の長尾平(58km)から日の出山(60km)までのコースは
先月の夜間走行練習会で屈辱を味わったコースだ。
その時失速した自分は他の参加者とは別に、1人巻き道に行かされた
という苦い思い出がある。
あれから1ヶ月経ち、その時の自分にリベンジ!

御岳山の神社の階段を下りて、土産屋通りを通過。
再び暗いトレイルになる。

ハセツネの終わりまであと約10kmという終末効果もあるのだろうが、
前回は脚がヘロヘロで走れなかった多少の勾配も全部走ることができた。

そして、日の出山の長い木階段に到着。
ここも走って…といきたいところだが、もう階段を走る脚は残っておらず、
ポールに体重をかけて一段一段階段を上がり、
日の出山山頂(60km地点)に到着。
眼下に武蔵五日市~都心への夜景が広がる。

第1関門からここ60km地点の38kmの間、常時手に持っていた
自作トレッキングポールはここでお役目終了。
満足行く耐久テストはできなかったが、よく折れずにがんばってくれた。

日の出山山頂にはスタッフが2名ほど。
競技者も2名ほどしかおらず、大会がおこなわれているとは思えないほど
シーン…と静まり返っていて、ボーッと耳を掠める静かな風の音が聞こえるほどだった。

名物の夜景をゆっくり楽しみたいところだったが、
夜景を横目に、東屋でポールを収納し、
パックから、ハンディライト(GENTOS(閃)SG-305 )を取り出した。
今回初めてハンディライトを点灯。

ハンディライトには霧対策用に、mini MAGLITE 2AA アクセサリーパックの
カラーレンズを流用してヘッド内部に装着していた。
GENTOS SG-305GENTOS SG-305
今回は天候に恵まれ、霧が発生していないのでヘッドを分解し、
カラーレンズを取り出して再び組み立てていると、
先に追い抜いた数名に抜かされてしまった。
ちょっとした停滞でもすぐに追いつかれてしまう。


hstn04_02b
(中央○=金比羅尾根(65km)、右から2つ目○=あと5km看板、右端○=ゴール(71.5km))

第1関門から第3関門先の日の出山までの間手に持っていた
ポールが消え、肩甲骨を思いっきり使って腕を振れるようになり、
そのリフレッシュ効果もあって、快調に飛ばせた。
先ほど東屋で抜かれた人達を再び抜き返した。

しばらくポールを持って走っていたのが、手からポールが
消えたことで、腕や肩甲骨をしっかり振る走り方が
できていなかったことに気がつく。

ポールは脚の筋肉の温存もできるメリットがあるかわりに、
腕振りができない分、走行ペースが落ちるというリスクもある。
特にハセツネなど狭いシングルトラックだと後方に気を使わなければ
ならず、ポールを持っていると思いっきり腕を振ることができない
場面も多々ある。ポールの使い方はまだ研究の余地がある。

麻生山を過ぎて金比羅尾根(65km地点)に到達。
あとはこの尾根道を下ればゴールに到着する。
心拍数はもう見る必要は無い。特別な作戦も無い。
走れる力があるならば、全力で走るだけ。
ゴールで余力を残すほどその分悔いが残る。

ここでも先に見える人もほとんど歩いているか、
ゆっくり走っているという人ばかり。
形振り構わずゼーハーゼーハーという大きな呼吸の音で、
走っていたので、先行く人達がそれを聞いて道を譲ってくれる。

金比羅尾根の後半にある、「あと5km」という看板が見える。
その看板の横で座り込んでいる人がいる。
あと5kmなのに…。
このレースの過酷さを象徴している光景だった。

間もなく森が開けてきて、金比羅神社に到着。
ゴール前の校舎のシルエットがわかるくらいに、武蔵五日市の夜景が
間近に迫った。

地面がアスファルトに変わり、坂道の衝撃が脚に痛く響くが、
ペースを落とさず走る。
ゴール手前の住宅街に降り立ち、赤い誘導灯が振られ誘導される。

前後には人がいなく、自分の為だけに振ってもらえている
ような贅沢な気分を味わう。

そしてラストのストレートを全力でダッシュし、
ゴールゲートを通過!

13時間10分55秒

ゴールプレートを踏み、通過音が鳴った。

昨年、応援していた時にとても感動したので、
今度は出る側で感動を味わいたい、と思って出場をしたのだが、
思ったほどの感動は無く、案外アッサリとしていた。
昨年観ている側だった時の方が感動が大きかったように思う。

スタート時にバラバラに散らばったパズルのピース(行動・装備計画)が
71.5kmが近づくにつれ、徐々に嵌っていき、
ゴールした瞬間に全部が嵌った(実証)ような、
そんなスッキリした感覚を味わい、71.5kmの行程を終了した。

-------------------------------------------------------------
◎第3関門~ゴールまでの消費物

【補給食】
Carbo Shotz(ベリー) 2個


【サプリ系】
VESPA HYPER 1包

-------------------------------------------------------------


(16th 日本山岳耐久レース・レポート おわり)



「71.5kmの先に見えたもの。」


あれから2週間がたち、ハセツネとは自分にとって
何だったのだろうか?と、ようやく冷静に考えられるようになった。

今年からハセツネ完走を目標にトレイルランをはじめ、
トレイルランに明け暮れた年だった。(まだ2008年は終わってないが)
みんなのハイキング日記を羨ましく眺めつつ、
休みの日はトレーニングの予定を入れた。

しかし、このまま活動場所をトレイルランに移行するつもりはなく、
基本はハイキング(山歩き)が主な活動場所だと思っている。

トレイルランをする事で一番得したのは、
上り道をいかに楽して上るか?
というテクニックを知った事だった。

皮肉な事に、トレイルランを始める前は、静かな山をうるさく走りまわっていて、
正直"よろしく思っていなかった"トレイルランナーからその方法を学んだ。
(まさか自分がその逆の立ち場になるとは思いもよらなかったが…)

しかし、学んだだけでは劇的に効果が上がるわけではなく、
実際に山を走ることで、徐々にコツを掴んでいった。

4月のトレイルランデビュー戦の青梅高水のときは、
走るときは腰が落ちていたが、
今では腰を上げて走れるようになった。
山を走ることで体幹が鍛えられたのだと思う。
これは走りだけではなく、歩き方にも良い影響を及ぼしている。

これらは山を長く歩いていれば、自然と身につくのかもしれないが、
山歩きもはじめて2年の新参者の自分には、
トレイルランをすることで、そういった体力と技術を短期間で
習得できたと思っている。

「体が基本」

当たり前の事なのだが、その本当の意味をわかっていなかった。
その基本をトレイルランをはじめた事で気付かせてもらった。

しかし、十分な技術や体力を習得したわけでは無い。
まだまだレベルは未熟だと思っている。

より楽に山を歩くために、そしてより山を楽しむために、
今後も走り続けていきたいと思う。

楽園は厳しい登山道の先にある…

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008年10月24日 (金)

16th 日本山岳耐久レース(第2関門~第3関門)

hstn03_01
(左端○=第二関門(42km)、中央○=御前山(46km)、右端○=大ダワ(50km))

-------------------------------------------------------------
【第2関門~第3関門】(42km地点~58km地点)

◎目標区間タイム:4:30

●実際区間タイム:3:19:17 (411位/1767人)

スタート~第3関門 11:35:29
-------------------------------------------------------------

第2関門でのエイドステーションで給水。
ハイドレーションに1.0Lの水を入れ、サブのプラティパスに0.5Lの
ポカリスエットを入れた。
給水が終わり、装備を整えるために休憩スペースのブルーシートへ移動。

記憶が定かでないが、1シート10人くらい休んでいて、
4シートくらいあったので、40人くらいは休憩していたと思う。
他に、シート以外の所に20名くらい。
そして給水所近辺に5名くらいいた。
それからリタイヤしていると思える人がテントの中に見える。

先ほどの三頭山でのシャリバテを反省し、
大福を齧って、すりおろしバナナを全部飲み干し、
ヘッドライトの電池を交換し、そのまま御前山へ向かった。
滞留は約5分ほど。

シートに座っている人たちはまだ動き出していない。
すぐに行動を開始したので、
ここで一気に大量人数を追い抜かすことができた。

第2関門を過ぎれば間もなく御前山(46km)の上りが始まる。
ポールを使い、ひたすら御前山の上りを進む。

三頭山と違い、人がまばらで人との間隔が広くなってきた。
そして、道脇で座り込んでいる人、力尽きて寝ている人が、
三頭山より目だってきた。

夜21時をまわり、闇が濃くなり、いつまでもいつまでも頂上が見えない。
今回はこの長い上りを立ち止まらずにゆっくりと進むことができた。
補給食をしっかり食べたのが効いているようだ。

そして、偽ピークを越え、御前山山頂(標高1405m)に到着。

頂上で軽く立ち止まり補給食を摂っていると、ポケットの中に
VESPA ハイパーが目に入った。
せっかく、御前山の上りで飲む為に買った、たった9gで630円!
の高いポーションを摂り忘れた事に気がつく。
これは最後の走り用にとっておこう。

御前山をクリアしたら、あとは全力で行くのみ!と気合を入れて
下りを開始。が、、ここでも小渋滞の団子に巻き込まれる…。

(御前山を過ぎても渋滞があるのか!?)

渋滞の団子の後方についたまま、下りを飛ばせず大ダワに到着。

hstn03_02
(左端○=大ダワ(50km)、中央○=大岳山(53km)、右端○=第3関門(58km))

大ダワ(50km地点)で立ち止まり、ジェルのボトルを交換する時に軽くストレッチをした。

その時、「ハセツネもあと22kmで終わるのか…」

と思うと、これまでの50kmの積み重ねをサクッと忘れる事ができ、
気持良くリスタートが出来た。

そして、再び森の闇の中へ…。

大ダワからの状態の変わり様は異様だった。

走っている人は殆ど見えず、力尽きて歩いている人ばかりだった。
みんな御前山(ラスボス)に止めを刺されてしまったらしい。

ここからは道幅も広くなり、歩いている人を抜きやすくなったので、
速い人はどんどん先にいき、終わってしまった人だけが残っている、
そんな状態だろう。

そんな自分も人事ではなく、ゾンビ化の1歩手前の状態だったが、
下りだけは走ろうと自分に鞭を打って進んだ。

大岳山(57km)までは上り基調だが、上りと平地がタイミング良く
一定間隔で来るので好きなコースだ。(上図左半分のノコギリ状の部分)
上り基調ながら、試走でもこのコースは上手く走れている。

大岳山山頂(標高1226m)に着くと補給した1.0Lのハイドレーションが調度無くなる。
これも予定通り。
再び、サブハイドレーションの0.5Lのポカリスエットをパックから取り出して、
胸ポケットにしまう。
約4km先の第3関門手前の自然の給水所までこれで保たせる。

大岳山を越えればここから先は形振りかまわず、全力で行くのみ。
もう長い上りは日の出山くらいで、怪我さえしなければゴールできると
確信した。

山頂から下りはじめたが、大岳山の下りも相変わらず歩いている人ばかり。
走っている自分がおかしいのか?と錯覚する位だった。

第3関門手前の綾広の滝付近の自然給水場所で山の水を1.0L程補給。
ここの水はいつ飲んでも美味い。
自然の水の大切さを再認識させられる。

給水を終え、第3関門に到着し関門通過のチェックを受ける。
時間は12時40分くらいだった。

目標より1時間半以上早く来ていることに興奮した。
きっと、ゴールにいる仲間や、ネットで見ている仲間はこの時間に
自分がここにいるとは誰も思っていないだろう。

-------------------------------------------------------------
◎第3関門までの消費物

【補給食】
Carbo Shotz(コーラ) 4個
大福 1/2
そのまま食べるすりおろしバナナ  1/2

【サプリ系】
メダリストフリーダム  1包

-------------------------------------------------------------


次は第3関門~ゴールです…

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年10月23日 (木)

16th 日本山岳耐久レース(第1関門~第2関門)

hstn02_01
(右端○=第一関門/浅間峠(22km)、中央=日原峠(25km)、左端上=西原峠(32km))

-------------------------------------------------------------
【第1関門~第2関門】(22km地点~42km地点)

◎目標区間タイム:4:30

●実際区間タイム:4:05:35 (564位/1943人)

スタート~第2関門 8:16:12
-------------------------------------------------------------

自分の走る時間帯で第一関門を過ぎてトレッキングポールを使っている人は
殆どいないだろう。使ったとしても三頭山の上りから使い始めるだろうと
思っていたが、予想は当たり、周りに使っている人はいなかったし、
パックに装着している人もほんの2,3名程度だった。
(foxtail等はパックの中に入るので見られないが)

縦断図では第1関門から三頭山までは一見緩やかで走りやすそうに見えるが、
三頭山が突出しているので、図の目の錯覚で緩やかに見えてしまうが、
実際は殆どが上り基調なコースだ。

三頭山と御前山でポールを使うのは当然として、
その2箇所以外でハセツネにおいて、ポールを最大限に活かせるのは
第1関門(22km地点)から笛吹峠(28km地点)の区間だと考えていた。

この6kmの区間では抜かれたり、抜かされたりを繰り返したが、
笛吹峠までは走れる区間が少なく、上りになると渋滞が発生しており、
(あくまで、中位レベルの時間帯の話)ペース的には殆ど早足の登山と
変わらないペース進行だった。
その渋滞もポール使用者にはゆっくり上れるタイミングが増えるので、
逆に有利になる。
土俵岳(25km地点)あたりで、並走していたあっこさんと離れ、先行した。

笛吹峠(28km地点)に到着。ここからゆったりとした平地が多くなり、
西原峠(32km地点)までの約4kmの区間はこれまでで一番気持ちよく走る事ができた。
これまでトレイルランをしてきた中で一番心地良い気分だった。
このまま最後まで行ければいいなぁ、と思っていたが、
脚はヒクヒクと痙攣の前兆が有り、慌てて塩を飲んだ。

hstn02_02
(左○=西原峠(32km)、中央○=三頭山山頂(36km)、右端○=第二関門(42km))

気持ちよい区間はあっという間に終わり、
コース最奥地にある、最も標高の高い三頭山(標高1527m)の上りにさしかかる。

…が、ここまでの調子良さがパッタリと無くなり、三頭山の中腹で大失速。。。

3回ほど立ち止まり後続の速い人に先へ行ってもらった。
ポールを使っているのに、ポールを使わないで上っている人に
ガンガン抜かされる情け無い状態だった。

立ち止まった時にふと後方を見ると、三頭山から浅間峠まで延々と続く
ライトの列の光景が圧巻!まさに民族大移動。
これはハセツネに出たら見ておくべき光景の一つだと思う。

ここでハイドレーションの2.0Lが終わる。
三頭山で水が終わると予想していたので、その読みが当たったのは
嬉しかったが、脚も終わってしまった。
どうやら自分の実力もここまでか…。

三頭山の登りから数名ほど力尽きて座り込んでいる人が目についてきた。
自分もその仲間になるかもしれない、と思いつつ、
ヨレヨレで三頭山山頂(標高1527m/36km地点)に到着。

山頂では足のチップでタイムの計測をおこなっている。
おそらく巻き道でズルが出来ない対策だろう。

山頂で装備の入れ替えというか、休憩。
あとは最後まで歩きだな…と半分諦めて、
すりおろしバナナ1/2と、避けていた固形物の大福を2口ほど齧った。
自分は固形物を食べると気持ち悪くなり走れなくなるのだ。
これはもう自分にとっては敗けを意味する行為だった。

パックからプラティパスのサブハイドレーションの麦茶を出して、
胸ポケットにしまい行動を開始。
残りの0.5Lの麦茶で第二関門までの残り5kmをもたせなくてはならない。

頂上から下り際にでsuuさんに声をかけられ、軽く挨拶し、
ヨレヨレの脚に鞭を打って下りはじめた。

山頂から鞘口峠(38km地点)まで下ると、再び元気が出てきた。
三頭山の大失速が単なるシャリバテだと判明。
西原峠で調子よく走っていて、補給食を口に入れるのをおろそかに
したツケが来たようだ。幸い大福で気持ち悪くなる事は無かった。
二口くらいなら大丈夫なようだ。

鞘口峠の上りをやっつけた後は、
自分と近いペースの人を発見して、ペースメーカーにしてしまった。
これが功を奏し再びペースが戻ってきた。しかしキツイことはキツイ。
初心者はこうやって行くほうが良いと思う。

第二関門(42km)の月夜見駐車場手前になるとロードコースが交錯する。
ロードになるといきなりペースが落ちる。
ずーっと地面を走っていたので、急に硬いアスファルト路面に来て
脚がビックリするのか、衝撃が膝に来て力が入らない。
山では走れるが、ロードは本当に苦手だ。

しばらくロードを走ると、第二関門の月夜見駐車場のオレンジ色の
明かりが見えてきた。時計をチラッと見ると、まだ目標タイム内。

これまで走った事が無い距離(42km)に到達したことで、
この段階で目に熱いものがこみ上げてきた。

…が、感動するにはまだ早い!まだ半分だ!

我に返り、第二関門(42km地点)のプレートを踏んだ。

-------------------------------------------------------------
◎第2関門までの消費物

【補給食】
Power Bar GEL(トロピカルフルーツフレーバー) 4個
大福 2口
そのまま食べるすりおろしバナナ  1/2

【サプリ系】
メダリストフリーダム  1包
塩 適量

-------------------------------------------------------------



次は第2関門~第3関門です…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

16th 日本山岳耐久レース(スタート~第1関門)

今回の大会では軽量化の為、携帯電話も持たなかったので、
レポートは文字ばかりとなります。

先ず、
「目標タイム設定について」

初参戦ということもあり、当初は完走目標だったが、
来年は出られるかどうか?わからないし、
現時点での自分の実力を全部出し切っておこうと思った。

目標タイム設定に活用していたのはアドベンチャースポーツマガジン
ハセツネ特集(完走10人のハセツネ出場記)と、
ハセツネの公式レポート(2007年度「第15回日本山岳耐久レース報告書」)を
通勤中に見ていた。

webでは、SUB EIGHTさんのコース分析や、みかんさんの区間平均データを
おおいに活用させていただいた。

昨年出場した周りの仲間のタイムは分単位で把握しており、
もしかしたら本人達より詳しいかもしれない(笑)
周りにいる人のタイムを把握することは、自分の実力との差異が
比較しやすく目標タイム設定に参考になる。

自分の実力に近い人のタイムや、試走時の感触や、試走のタイムを考えて、
現在の力であれば、15時間台、調子良ければ14時間台は
行けるのではないか?と算段。

区間タイム配分は、アドスポの「完走10人のハセツネ出場記」で
13時間台でゴールした川村さんのタイムを参考にした。
後半になっても失速しないコースタイムに美しさを感じた。

もちろん13間台で(この時点では)走れるとは思っていないので、
その区間タイム配分を参考に、自分の実力を加味してあくまで目標値として、

4h:4.5h:3.5h:2h (計14時間)
(~第1関門(22km)、~第2関門(42km)、~第3関門(58km)、~ゴール(71.5km))

という目標を設定した。
これに渋滞も入れると、14時間半くらいと見積もっていた。

第2関門までが遅めで、第3関門までが少し早い見積もりになっているのは、
登りが続く第1~三頭山までが苦手なので(嫌いではないが、心拍数が上がりすぎる)
ペースダウンするはずで、その分は第2関門の御前山以降から取り戻そう、
…というのが当初の目標だった。

しかし、これまで試走や大会でも35km以上は走った事が無く、
42km以上は歩いた事も無いので第2関門(42km)以降からは未知の体験になる。

その先で自分の体がどういう状態になるのか?は全く想像がつかなかった。
ただ、これまでの青梅高水や志賀野反など30km前後の大会で、
もう限界で走れないと感じているのだから、元気じゃない事は確かだろう。

-------------------------------------------------------------
【スタート~第一関門】(0~22km地点)

◎目標区間タイム:4:00

●実際区間タイム:4:11:47 (718位/2198人)
-------------------------------------------------------------

「スタート前」

開会式に行っても時間毎に並ぶプラカードは無し。
参加者はダラダラと好き勝手に並んでいる。
ゲート前に並んでいたが、いきなり周りをロープで囲まれ、
意図しない場所で区切られてしまい、身動きがとれない状態になった。
移動しようとしても自分は他人のパックが邪魔で上手く動けない。
毎年こうなのかもしれないが、スタート前に将棋倒しで怪我人が
出てもおかしくない危険を感じた。

そもそも、ゴール数分前、カウントダウンが開始されるタイミングで
2000人もの人を数分で時間台毎に並ばせようということ自体に無理がある。
この仕切りを何とかして欲しいと思っている人は多数だろう。

「スタート~入山峠(7km地点)」

hstn01_01
(右端○がスタート/ゴール地点。中央○=入山峠(7km地点)、左上ピーク=市道山(11km地点))

午後13時スタート。
スタートから変電所を越え、ゆっくりペースで今熊神社まで走り続けた。
重いパックを背負っているので、ゆっくりペースでも心拍数は
いつものペースより高く、170BPMを越えている。
しかし、下げようと思っても周りのペースに乗ってしまい下げられない。
わかっているが、周りが走っていると同調してしまう。

実はハセツネレポートの昨年のタイムを見て、
ターゲットにしている人がいて、後ろからペースメーカーに
なってもらおうとコッソリついて行ったのだが、変電所の手前で遥か彼方に
先行されてしまう。さすが経験者だなぁ、今年はさらに上を目指すのかな?
と思いつつ、ペースメーカー作戦は序盤であっけなく終了(笑)
自分のペースで走る事にした。

今熊神社(4km地点)の階段に来ると、急階段なのでみんなのペースは歩きに変わった。
急な斜面ではピタリと止まる瞬間は何度かあったか、ノロノロと前進はしている
状態だった。ここで後方からあっこさんが来て、しばらく並走する。

入山峠(7km地点)の階段はゆっくりだが流れていたので、想像よりはひどくなかった。
その手前の行程の方が渋滞していたように思う。

入山峠の階段の付近に迂回路があるらしいが、その方向に応援者がいて、
道がふさがれていたので無いと思っていたが、使いたい人は使えたらしい。


「入山峠(7km地点)~第一関門(22km地点)」

hstn01_02
(右端の○=入山峠(7km地点)、左から2つ目○=生藤山(19km)。
左端○=第1関門の浅間峠(22km地点))

入山峠を過ぎると渋滞は緩和されるか?と期待していたら、
小さなアップダウンの、上りの手前になると常に渋滞が発生。
予想は甘かった。
上図の細かいアップダウンの上りになっているところは
全部渋滞している、と言ってもいい過ぎでは無いだろう。

そんな状態が市道山(11km地点)で終わるかと思いきや、
醍醐丸(15km地点)〜生藤山(19km地点)まで続き、
軍茶利神社過ぎたあたりから道も広くなり、ようやく渋滞横を抜かせる
状態になった。

並走していたあっこさんは、ここから隙あらばダッシュ。
次々と抜いていった。自分もその気合を見習って、
引っ張られるように、声を出してゆっくりペースの人は全部抜かした。

そして、心拍数を見ると175BPMを軽くオーバー。
想定より+15BPMほど高い。
試走でもこれだけ高いBPMで走る事は避けていた。
もしかして序盤で失速するかも?という不安を持ちつつ、
大会マジックというか、罠というか、勢いで飛ばしてしまう自分に
ブレーキがかけられない。

そして人の騒がしい声と、関門通過の電子音が聞こえてきて、
第一関門を通過。

到着したのが4時間11分。
目標は4時間の到着なので誤差範囲内。

時間は17時を過ぎたところ。
周囲は既にライトが必要な暗さとなっていた。
着いて休憩する暇も無く、折りたたんでパックに装着していた
自作トレッキングポールを早速取り出した。

-------------------------------------------------------------
◎第1関門までの消費物

【補給食】
Power Bar GEL(梅フレーバー) 4個

【サプリ系】
メダリストフリーダム  1包
スポーツミネラル 1包

-------------------------------------------------------------

次回は第1関門〜第2関門です…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月20日 (月)

第16回 日本山岳耐久レース(装備編)

以下、ハセツネ当日の装備です。

■については、下方に個別でコメントを記載。

【装備】
    □パック patagonia/hudini pack
    □ハイドレーション CAMELBAK 3.0L (アミノバイタル1L用を2倍希薄で2.0L)
    □サブハイドレーション Platypus 0.5L (麦茶を入れた)
    ■トレッキングポール 自作トレッキングポール(カーボンVer)

    □ヘッドライト Petzl/ミオ XP
    □ハンディライト GENTOS/閃 SG-305
    □サブライト Petzl/e-lite

(予備電池)
    □単3リチウム:3
    □単4リチウム:3

【ウェア】
    □キャップ    Golite/Adrenaline Classic Cap
    □ベスト    Haglofs/Halo Vest
    ■シャツ    CW-X/ハーフジップショートスリーブシャツ
    □アームカバー  SKINS/パワースリーブ
    □アンダー(上)    finetrack/フラッドラッシュスキンメッシュ(袖無し)
     □アンダー(下)    CW-X/アンダーギア

    □スパッツ    CW-X/スタビライクスモデル9分丈
    □ソックス    Injinji/Performance mini crew

    □防寒着 MIZUNO/BreathThermo
    □ウィンドジャケット    GoLite/ETHER WIND JACKET

【シューズ】
    □シューズ Vasque/イーサー TEC
    □インソール Superfeet(オレンジ)

【食料】
   □CarboShotz(コーラ):4
   □CarboShotz(ベリー):4
   □PowerBar GEL(梅):4
   □PowerBar GEL(トロピカルフルーツ):4
   □Vespa pro:2

   □大福:2
   ■デルモンテ そのまま食べるすりおろしバナナ:1
   □スッパイマン(種抜き):1袋

--------------------------------------------------------------



【装備】

「トレッキングポールについて」
U.L.Treking Pole
ルール上スタートから第一関門まではポールはパックに装着義務があるので、
第一関門から使用を開始し、第三関門を過ぎて日の出山まで折り畳まずに
使用した。

ほとんどの上りで使用。下りは急な段差のところで使用した。
三頭山や御前山の下りでは上りで脚を酷使するので、
下りで脚がフラフラになるが、ポールを使いながら下ることで
安全に下れ、同時に回復も出来たのが良かった。

自分が走っている時間帯では、ポールを使っている人は
数名しか見かけなかった。


【ウェア】

「CW-X/柔流 ハーフジップショートスリーブシャツ」

走っているときに、自分は肩が上がる癖があるので、
柔流によって肩が後方に引っ張られ、リラックスできる気がするので
気に入っている。
この手のパフォーマンスアップを謳う商品は「○○をつけている」とうことで
意識が高まる、というところが重要なのだと思う。

当日は天候に恵まれ、風も穏やかでウェアはスタートからゴールまで
全く変更無し。途中寒く感じる事は無かった。


その他)
最近、スパッツの上に短パンを履いていない。
最初スパッツだけの姿に抵抗があったが、短パンが汗を吸って重くなるだけの存在なのが一番の理由。
防寒で履くという意見もあるが、汗を吸った状態で防寒になるのか?は疑問。

ちなみに外国人はスパッツのみか、短パンのみかどちらかで、
スパッツの上に短パンを重ねて履くのは日本独特らしい。(あるトップ選手談)
早く短パンのみで走れるような強靭な脚になりたい。



【食料】

「デルモンテ そのまま食べるすりおろしバナナ」

アートスポーツで購入。
自分は走っている時は固形物がダメなので、
こういった製品を待っていた。

リンゴとバナナを各1個買い、スタート前にリンゴを食べた(飲んだ)。
バナナは三頭山と第二関門で半分づつ食べた。

ギッシリ詰まっていて、飲みごたえあり、そこそこお腹に溜まる。
砂糖を使ってないので、甘いものに慣れている人には薄味に
感じるかもしれないが、天然で体への良さにこだわっている製法で好感を持った。
ただでさえ甘いジェルを飲んでいるので、これくらい甘さを抑えてある方が、
体が受け付け易い。

その他、カーボショッツや、パワーバージェルはフラスクへいれ、
1時間に1個分を摂った。
VESPA PROは三頭山と御前山用に各1個用意した。


…話は変わるが、
走っている最中に、無性に食べたくなったのが、
ポテトチップスとフルーチェ。
ポテトチップスはおそらく体に塩分が足りなくなっているので
体が欲しがっているのだろうが、今回のハセツネへの海外招待選手が
実際にポテトチップスを持っていた、との情報をJ君から得た。
軽いし高カロリー、塩分もあるのが良いのでしょうか?

フルーチェは、前半同ペースで走っていたたラン仲間あっこさん(女子15時間台完走)
のパックのメッシュポケットにフルーチェが見え、一度目に入ると、
それが気になって無性に食べたくなった。

次回は(ようやく)大会編です…

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2008年10月19日 (日)

清掃登山

清掃登山

清掃登山

清掃登山
ハセツネの清掃登山に参加してきました。

一週間たってもゴミは結構落ちてますね。
白い袋がみんなで拾ったゴミ。

写真のゴミの集まり具合はまだ全コース3分の1ほど。
ジェルの袋がコース横の見えにくい場所に捨ててあったり、
粘着力のあるはがしたテーピングが捨てられているのは明らかに
故意と思える。

最後は豚汁で〆。

ようやく大会が終わった感を味わう。

参加したみなさん、おつかれさまでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月18日 (土)

岩盤ナイト

岩盤ナイト
平均年齢上げに来てます!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月17日 (金)

第16回 日本山岳耐久レース(準備編)

日本山岳耐久レース(ハセツネ)に向けてやったこと(まとめ)

●期間:2008年1月~10月11日まで

--------------------------------------------------------------
(1)大会への出場宣言⇒

まずは、退路を断つ!(笑)

--------------------------------------------------------------
(2)足型の計測⇒

出場宣言をしたら、先ずはジョギングを開始するわけだが、
ジョギングシューズを買う前に、ちゃんと足型計測が先だと思った。

ここで、足裏の欠点を把握することで(扁平足、外反母趾など)
シューズ選びやインソール選びに無駄な買いなおしが発生しない。
足型スキャンのあるショップで買えば問題なし。

--------------------------------------------------------------
(3)ランニングフォームの改善⇒

5月の講習会で横山峰弘選手にみてもらうが、一瞬で欠点を指摘される!
さらに神保町のフットレスキューでムービーや計測器でのチェック。
自分はガニ股気味に走る傾向があり、ガニ股で走っていると
膝に負担がかかり故障しやすいので、自分の癖を把握して意識して
走る事でその後の怪我を最低限に予防できた。

(2)(3)が同時にできるのはフットレスキュー
若干お金はかかるが、その後のシューズを試行錯誤でいくつか買ったり
する無駄な出費と、怪我した時の治療費やその回復を待つ無駄な時間を
考えるとかなりお得だと思う。仲間数名と行くとさらにお得。

--------------------------------------------------------------
(4)ロードを走りはじめる

「連続ジョギング1km未満からのスタート」
恥ずかしながら、最初は1kmも走れず、500mで一旦止まり、
休憩してから走るなどしていた。

開始して1ヶ月くらいでようやく精一杯がんばって、
途中歩かずに5km連続で走れるくらいになった。

5kmが楽になれば、5kmで休憩を入れて、7km、、、10kmと距離を
少しずつ伸ばしていけた。

練習ペースとしては、週末1回、平日に1,2回走っていただけ。
月間で80km行くか行かないか。
これは練習量としてはかなり少ない方だと思う。

練習、大会含め、ハートレートモニター付き腕時計を使うと、
より、自分の成長や状態が数字でわかるので買って損は無い。


--------------------------------------------------------------
(5)トレイルを走りはじめる。

ロードを10km以上連続で走れるようになるまでトレイルには
行かない(時期尚早)ほうが良い、
というある選手のアドバイスの記事を雑誌で読んだ。

これは、山に行って怪我や足を痛めて動けなくなると
救助が困難で大事に至る可能性が高くなるからだと思うし、
ロードで10km走れるようなら、その人の基本的な体の
トラブルなどが既に露呈しているので、トレイルでいきなり
体のトラブルが発生しないだろう、という事なのだと勝手に理解した。

その意見を参考に、いきなりトレイル行くことを自制し、
1月からロードを開始して、トレイルに出たのは3月からだった。

--------------------------------------------------------------
(6)ダイエット

1月から10月の間に、

・体重=-5kg
・体脂肪=-7%
減少した。

30代以降はどんな方法でもなかなか痩せなかったが、
走り始めたらいきなり痩せた!(笑)
当たり前だが体が軽くなると、上りが楽になったり、
膝の故障が少なくなったり、ランニングフォームが改善するなど、
メリットは多かった。

--------------------------------------------------------------
(7)他のトレイルラン大会に出る

・4月)青梅高水山トレイルレース⇒
・6月)OSJ志賀野反トレイルレース⇒

当初のハセツネまでのロードマップとしては、

・4月 青梅高水山トレイルレース(35km)
・5月 OSJ箱根(50km)※中止となる。
・7月~9月 (何かレース出よう)
・10月 日本山岳耐久レース(71.5km)

と、徐々に距離を伸ばしていくロードマップを描いていたが、
5月の箱根50Kが中止となり、志賀野反(40km)に切り替えたが、
悪天候で26kmに短縮されてしまい、
当初のロードマップは大きく狂ったが、その後は大会は入れず、
ハセツネコースの試走をメインとした。

--------------------------------------------------------------
(8)トレイルラン講習会に参加する

・EXTREMO講習会(横山選手)⇒
・日本山岳耐久レース夜間走行会(田中選手)⇒
 (これについてはゆぅさんが、大変詳しいレポートを書いている。)
・さかいやハセツネ講習会(横山選手、鏑木選手、佐藤選手)⇒

講習会ではトップランナーの走り方の講習だけではなく、
ギアの工夫や行動食、有効なストレッチ、テーピング等について等、
様々な情報が得られた。


--------------------------------------------------------------
(9)コースを試走する。

大会に向けて試走したのは、全部で6回。

試走1回目(8月/夜:大ダワ~武蔵五日市)⇒
試走2回目(8月/夜:浅間峠~大ダワ)⇒
試走3回目(9月/昼:鞘口峠~武蔵五日市)⇒
試走4回目(9月/夜:夜間走行会/武蔵五日市~御岳山往復)⇒
試走5回目(9月/昼:さかいや講習会/浅間峠~西原峠)⇒
試走6回目(9月/昼:武蔵五日市~笛吹峠)⇒


ハセツネの大会が10月なので、試走ができるのは、
休養期間を考えて、9月下旬までなのだが、
7月、8月は低山は暑くて熱中症になりやすく、
水場も少ないので試走には辛い時期だ。

夜間走行であれば調度ハセツネの夜間のトレーニングにもなるが、
夜間はバスや電車がなく、コースに自由度が無い。

今思えば、6月までにスタート~第一関門までを最低2回は
走っておけば良かったと後悔。来年ならそうすると思う。

しかし、8月、9月はロード練習が殆どできず。
週末の試走のみだったので月間走行距離は100km行って無い。
今後はこの点を改善する必要がある。

--------------------------------------------------------------
(10)有効な気分転換など

・トレイルラン・キャンプ⇒
・フィジカルトレーニング⇒
・ナイトハイク⇒

今年はトレイルランをはじめたばかりということで、
休日はトレーニングを優先したので、ハイキングには
ほとんど行けなかった。

とはいえ、ストイックになりすぎも続かないので、
大会にも役に立ち、楽しいものを時々取り入れた。

--------------------------------------------------------------

以上が、ハセツネに向けてここ10ヶ月の間におこなった事。

振り帰って最も効果的だったのは、コース試走と講習会。
講習会で選手の後ろからたくさんの事が盗めたし、
コース試走はコースが予測できるので、大会では力の入れ所と
抜き所が把握しやすかった。
コース試走はもっとあっても良かったと思う。
またロード練習はがさらに足りないと思っている。


次回は装備編です…

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年10月16日 (木)

第16回 日本山岳耐久レース(報告)

hasetsune01
(ゴール直後の写真)

第16回 日本山岳耐久レース、無事完走しました。

昨年は応援する側で、ボロボロになってゴールして来た仲間達の表情から、
それまでの練習の苦労と、その人が今まで見せなかった本来の強さ。
そういったものが垣間見られ胸が熱くなった。

そして次回は出る側でその感動を味わいたいと思い、
トレイルランニングをはじめるキッカケになったこの日本山岳耐久レース。

スタートラインに立ったとき、既に感動して目頭が熱くなっていたが、
武蔵五日市中学校からスタートし、奥多摩の暗い森の中へ、
そしていくつものピークを経て、再び街へ戻り、赤い誘導灯に導かれ
ゴールゲートを通過する瞬間の爽快感。

一生忘れられない思い出となった。

その初参加の完走タイムは、13時間10分。

10ヶ月前、1kmもまともに走れなかった自分には
想像もできなかったタイムだ。

トレイルランを始めようか、迷っていた自分に、

「走れば人生変わるよ」

と、背中を押してくれた仲間達。

…うん、たしかに変わった。

仕事や生活が変わったのではなく、

体力、精神面、山を走る(歩く)技術、食料、水のこと、

走る前の自分と、走らなかった自分とは、山に向き合う質が劇的に変わった。

これらはその後の山歩きに影響する。

辛かったトレイルが軽快に歩ければ、今まで以上に山を安全に
余裕をもって楽しめる。

そして、行こうと思えば今までより遠くへ行くことだって出来る。

きっと山の景色は今までより違って見えるはずだ。

こんな素晴らしい世界へ背中を押してくれた仲間達に感謝。

そして、試走に同行をいただいたroadman71さん、あんさんに、
それから、試走で会ったトレイルランナーのみなさん、
走る技術を教えていただいたトップ選手、講師の方々に感謝!
nakama

-------------------------------------------------------------
Result
-------------------------------------------------------------
第一関門(22km) 4:11:47 (718位/2198人)  区間タイム:−

第二関門(42km) 8:16:12 (564位/1943人)  区間タイム:4:05:35

第三関門(58km) 11:35:29 (411位/1767人)  区間タイム:3:19:17

ゴール(71.5km) 13:10:56 (365位/1766人)  区間タイム:1:35:27
-------------------------------------------------------------

ゴールした瞬間は、今の自分に出来る全てを出し切った…と思ったが、

一夜明け、冷静にレースを振り返ると、

あと1歩、その緩い上りを走れたんじゃないか?

あと1分、休憩を詰めることができたんじゃないか?

反省点は多々ある。

そのあと1歩、を詰める為に、来年に向けてまた走り続けます。

(既に来年の青梅高水山トレイルランもエントリー)



次回から、準備編、実践編、装備編等書いていきます。

ハセツネ完走記念click!…

| | コメント (20) | トラックバック (0)

2008年10月13日 (月)

ハセツネ無事ゴール

hasetsune04

応援コメントありがとうございます!
怪我も無くゴールしました。
取り急ぎ報告です。詳細は後日。

| | コメント (17) | トラックバック (0)

2008年10月 9日 (木)

ぐるぐる…

hstn00_all

見たくない、という方もいるかと思いますが、あと3日後にせまった
日本山岳耐久レースの71.5kmの地獄絵図俯瞰図です。

ここ数日、blogを書いては消し、書いては消し…

何を書いてもまとまらない。

装備にしろ、食料にしろ、初参加なので何を書いてもそれが合っているのか?
選択ミスなのか?現実味が無い。

そんな憶測だらけな装備も決まってきたが、軽く5kgをオーバーしている。

その内の8割が水と食料。

ならば、水と食料の量に手を入れるしかないのか?

燃費の悪い自分が水と食料を減らしてもつわけがない。

では着る服を見直して薄着にする手もある。

そうすると、寒い。昨年の応援の時を思い出してみろ!

もう一度全部見直しだ!

などと、ぐるぐると考えている…

※今年応援する方へ。
レーススタート後は出場者以外は体育館には入れないようなので注意。
詳しくは公式HPを参照。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

2008年10月 5日 (日)

ストレッチセミロングスパッツ補修

今週末はハセツネ1週間前ということで公園をジョグ。
そして道具屋巡りと道具のメンテナンスをしました。
補修したアイテムのひとつが、モンベル/ストレッチセミロングスパッツ

SHORT SPATSSHORT SPATS
で、このショートスパッツのゴムは切れやすくて有名で、上写真のように切れて
使わなくなったという人は多いかと思います。
そもそも、一番衝撃がかかる足の裏にゴムが直接むき出しになっているので、
数回使えば切れて当たり前で、何とかならないものかと以前から考えていたので、
替えゴムついでに保護対策もしてみました。

■替えゴムの補修&保護対策

今回、補修に用意したのが、
●替えゴム(1個100円@ODBOX)
●ナイロンチューブ[内径3mm](1m60円@東急ハンズ)
●裁縫用の針と糸
SHORT SPATSSHORT SPATS
ODBOXで替えゴムが売っていたので買いましたが、これはODBOXのオリジナルっぽいですね。ゴムが製品版と違ってました。
(訂正)モンベル製とのことです。

替えゴムが買えない場合、ホームセンター等でショックコードだけ買ってきて、
製品版のツマミ部分をそのまま使うことも可能。



SHORT SPATSSHORT SPATS
(1)まずは、替えゴムの先端に糸を通します。そして、先にスパッツの片側の穴にゴムを通します。

SHORT SPATSSHORT SPATS
(2)ナイロンチューブを15cm程切って、糸を通してゴムを引っ張ります。
糸は口で吸うとあっという間にチューブを通過します(笑)
そして、ゴムをチューブの中を通したら、糸を外して通した替えゴムを結ぶ。


SHORT SPATS
(3)完成!

こんなトレイルラン向けのストレッチショートスパッツ。
他のメーカーからも出して欲しい…

| | コメント (14) | トラックバック (0)

2008年10月 2日 (木)

Vasque / イーサーTEC

Vasque/イーサーTEC
R0013802b

ここ2回の練習で履いたトレイルランシューズ。
そろそろ新モデル発表があるようなのでその前に書いてしまおう。

(履き心地)
商品到着に時間がかかり、届いたのが大会まで3週間前ということもあって、
今履いているものが壊れるまで履く予定がなかったのだが、
試しに足を入れてみると、決してワイズが広いわけではないが、
かなり幅広な自分の足でもしっくりくる履き心地。

メッシュで全体的に伸びやすいのと、後述のboaシステムの効果で、
均一にソフトにホールドしてくれるので狭さを感じない。
全体が満遍なく足に当たっているので、どこにも当たっている感じがしない。
ソックスを履いているような目から鱗のフィット感だった。

足型は個性があるので、誰にもそう感じるようなものではないが、
このシューズは自分の足型に良く合ってくれたらしい。
自分は大学時代はVasqueの親会社であるレッドウィングのワークブーツを
履き続けていたこともあり、それで足に馴染んだのだろうか?
そう思うとなんだか懐かしい気分になった。

これなら慣らし時間が少なくてもイケると判断。
実際に先日の講習ランで履いてみたが、2回ほど実際に山で履いたが、
予想通り靴ズレや痛みは無しだった。

R0013803

(boaシステム)
そしてこのシューズの最も特徴的といえる、boaシステム
ダイヤルを回すとワイヤーが締まり、ダイヤルを持ち上げると
ワイヤーが緩むようになっている。
スノーボードのブーツで馴染みのある方も多いと思う。

自分はboaシステムは初体験だったが、初めての感想としては、
書くまでもなくシューレースを結ばなくて良いのが楽すぎて、
これを一度味わってしまうともうシューレースタイプに戻れない程。

(ソール)
グリップ性能のついては、先日の講習会で雨天でドロドロの下り道を
下った時も、先頭集団で走っていて初めて履いて走っているのに、
グリップさせる時と滑らせる時の両方の加減がコントロールしやすく、
初心者の自分でも一度も滑ってコケずに下山することができた。
当日の現場の様子⇒

履き慣れない初回から、自分で上手く滑りを調整できたのでとても信頼出来た。
ソールの硬さも、硬すぎず、柔らかすぎずで調度よいと思った。
岩場での下からの突き上げ感も問題なかった。

(その他)
履き心地とは関係ないが、シューズを洗うのが楽。
紐を外してシューズを洗って、乾いたら紐を通してっていう作業は
面倒くさいが、洗って干してすぐ履けるというのは本当に楽。

…というわけで、履き心地、グリップ力、軽さ、メンテナンス、どれも満足がいった。

sakaiya

…しかし、シューズ選びって難しい。。。

ということを今回改めて感じたことがあった。

先日、誰も悪いことを書かない評価の高いシューズ(過去のblogには登場していない)
を履いて走ったら、足の捻りを連発して捻挫をしてしまった。
その為、ここ数週間の試走はテーピングで固めて走っている。

(追記:NEWシューズということもあり、こういうアクシデントも想定して、
予めテーピングをして走っていたので軽めの捻挫で済んだ)

原因は、ソールがガチガチに硬すぎて、足裏感覚が鈍ってしまった事で、
踏んだものの状態がわからず、捻りの回避が遅れてしまった為。
最初からこのシューズを履いてトレイルランに慣れていればよかったの
かもしれないが、最初に薄いソールのシューズからトレイルランを開始したので
その感覚で走ってしまったことも原因だろう。

しかし、合う人には合い、問題も起こらないのだから、
その人の足や走り方によるのだろう。
自分には相性が悪かったようだ。

結局、シューズは他人の評価がどうであれ、
実際に自分で履いて使ってみないとわからない。
一発目から自分に合うシューズに出会えた人はラッキーだと思う。

自分は4足目にしてようやく自分の足に合うシューズと出会えた…


| | コメント (10) | トラックバック (0)

2008年10月 1日 (水)

Camp Style読者撮影会

Campstyle002

アウトドア雑誌「Camp Style」の読者撮影会が今週末10月4日(土)に開催。

今回のテーマは秋らしく「焚火キャンプ」。
詳しくはこちら⇒
あくまで想像ですが、今回は焚火テクニックをいろいろ盗めるかもしれません。

自分は第一回に参加しましたが、普段はめったに会えないライターさんや
カメラマンさん、そして同じ趣味の方々と話ができたりして、
その後も交流が続き、得るものが多かったです。

その他、誌面ではわからないけれど、美味い野外料理を堪能できたり、
最新ギアを見られたり、いつもと違うキャンプを楽しめるので、
行こうかな…?と迷っている方には、「是非!」と背中を押したい企画です。

今回自分は行けませんが、ハセツネ後に焚火キャンプに行く予定。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ハセツネ最終試走

hasetune

大会2週間前となり、試走は今回で最後にすることにした。

さて、今回の試走テーマは、
(1)心拍数とタイムの確認。
(2)自作トレッキングポールの実践テスト。
の2点。

(1)心拍数とタイムの確認
コース:本部スタート(五日市中学校前)~第一関門(浅間峠)まで
(コース図⇒

目的:本番スタートを想定して自分の最適ペースを決める。

以前、八峰登山大会では今熊神社~醍醐丸までは2回ほど経験していたが、
醍醐丸から第一関門(浅間峠)までの8km区間が未経験だった。

これまでは単にランニングやトレイルランそのものが初心者だったので、
タイムは気にせず、走り方や持久力アップを考えての試走だったが、
今回はタイムを意識しての最初で最後の試走となった。

今までの試走から判断した自分に合った心拍数で行動。
休憩は無し。(地図を見て止まった時がある意味休憩)
パックには本番と同じくらいの荷物を入れた。

第一関門の浅間峠まで4時間を目標タイムにスタート。

分岐で何度か道を間違いつつ、地図を見つつで、
第一関門には3時間39分で到着。
目標に近いタイムで走れたが、少しペースが早すぎた。
当日はもっとゆっくり行こう。
080928_124001
第一関門までの試走を終え、これでようやく全周試走完了となり、
コースイメージの空白部分が埋まった。

続いて、

(2)自作トレッキングポールの実践テスト
コース:第一関門~笛吹峠まで
目的:実際のハセツネコースで自作トレッキングポールの
使い慣れと、耐久性を試す。

スタートから第一関門はトレッキングポールはパックに
装着して走るという大会ルールになっているので、
練習も兼ねて、それにならって第一関門まではポールは使用せず。
第一関門を越えてから、ポールの使用を開始した。

(使用感)
LEKIやBDのトレッキングポールと同じような力のかけ方と
使用方法をしていたが、剛性には全く不安を感じなかった。
剛性はツェルトポールを改造した自作ポール1号よりも強く感じる
くらいだった。

実際に手に持って走ったが、特に重くて腕が疲れるということは
無かった。1本95g程なので、最近のハンディライトと同程度と
思ってもらえばイメージしやすいだろうか?

しかし、手に持っているとついついポールに頼ろうとしてしまい、
走れるところでポールの突き癖が出てしまい、ペースダウンする
場面が何度かあった。

(弱点)
1点、危険だなと思ったのが、
下りで、ポールの先端が木の根の間にはまって、
そのままの状態で下ろうとしたときに、テコの原理で折れそうな
力を感じて(下図)、急停止して回避した。
そのまま下っていたら確実にに折れただろう。

金属製だと曲がるだけで済むかもしれないが、カーボンだと
おそらく折れてしまう。
特に走っていると、勢いがついているので急停止しにくい。
使い方としてはそこが注意点となる。
Wood_hole

(気がついたこと)
コルクのグリップにしたのは、軽いからという理由だったが、
先端が振動しても手元で震動が消えており、
ポールを突いた時の衝撃をコルクグリップが吸収してくれているようだった。
そのため、試走を終えても手に痛みがなかった。
当初、見た目を考えてスポンジグリップにする予定であったが、
軽さと機能性の観点からコルクにして正解だと思った。

--

本当は西原峠まで行く予定だったが、大会前なので
パワージェルの購入をケチってしまい、第一関門で行動食切れ。
空腹感を我慢しつつ、練り梅でだましだまし進んでいたが、
笛吹峠付近でとうとう燃料切れで走れなくなったので、
西原峠と笛吹峠の間で下山し、数馬の湯で汗を流し、
ハセツネ最終試走を終えた。

自宅に帰ると、ちょうどポストに日本山岳耐久レースの大会要項の封筒が
届いており、中身を開けて自分の名前があることを確認。
ようやく大会にエントリーできたことを実感できた。

パンフレットのエントリー者全員の名前をみながら、この人たちはこれから
2週間、何をして過ごすのだろうか?を想像するのは興味深く、楽しい。

そんな自分は、試走は2週間前に終わらせようと思っていたが、
その後、大会まで何しようか考えていなかった。
さて、何をしよう?

ハセツネのレースナンバーって年齢順だったのか…



| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »